OSTKみんなのしあわせ増刊 昭和51年10月2日第3種郵便認可(毎月5.15.25日発行) 発行 障連協定期刊行物協会  〒558-0011 大阪市住吉区苅田5-11-22  TEL(06)6697-9005 FAX(06)6697-9059 購読料1部100円 年間購読料 1200円 よさみのニュース 2019年5月31日 No.211 (5月号) 編集 よさみ野障害者作業所 〒558-0023大阪市住吉区山之内4-12-31 TEL(06)6699-7767 FAX(06)6699-7888 【1面】 「山之内連合運動会」 去る5月19日、毎年恒例となる山之内連合運動会に参加しました。  最近暑い天候が続いていたため、朝のやや雲の多い空模様にほっとしたものですが、次第に初夏らしく晴れ渡り、心地よい風と参加者の熱気が立ち上る運動会らしい天気となりました。  よさみ野からは、玉入れやパン食い競走などの定番の競技に参加し、一喜一憂しながらも真剣に運動会を楽しみました。 【2面】 「新人紹介」 野口さん  前職は技術職の補助として働いていましたが、30歳目前になり新しいことに挑戦しようと思い福祉業界に入りました。性格は人見知りなところはありますが、好奇心旺盛なところもあり、いろいろ挑戦してみたいと思っています。  趣味は旅行と映画鑑賞、食べることです。  まだまだ分からないことばかりですが、いろいろ失敗しながら仲間と共に成長出来たらと思っています。よろしくお願いします。 岩﨑さん 学校の実習で作業所に行って、障害のある仲間と接してみてとても素敵な仕事だと思い、就職させて頂きました。  おしゃれが好きで、趣味はショッピングです。良く古着屋さんを巡って、掘り出し物を探しに行きます。  持ち味は、明るくて誰にでも優しく接する所だと思っています。また、笑顔がチャームポイントだと良く言われるので、自分の持ち前の明るさと笑顔でなかまや家族さんに接するように頑張ります。  今年度から2名の職員がなかまに加わりました。  よろしくお願いします。共に頑張っていきましょう! 「後援会(支える会)からのお願い」    よさみ野福祉会が今までと変わらない支援を続けていくためには、法人の経営努力も求められますが、後援会(支える会)が大きな会になり、法人と力をあわせて障害者の働く場や生活の場を支えていく基盤作りを進めていかなければならないと考えています。  これまで、第2よさみ野障害者作業所の移転やグループホームの開所など、少しずつ基盤を充実させることができています。これも偏に、皆さま方のご支援・ご協力の賜物と存じております。  引き続き、障害を持っている人たちが、瞳を輝かせながら働き、暮らしていける場を広げていくために、「よさみ野福祉会を支える会」(後援会)へのご入会・ご継続をお願いいたします。 社会福祉法人よさみ野福祉会を支える会(賛助会) ※賛助会員  個人 1口 1000円(1年)  団体 1口 5000円(1年) 何口でも結構です。 ★上記会費には、「年間機関誌購読料」を含んでいます。 ★会費の納入は、下記の口座をご利用ください。 <郵便振替> 口座:00990-1-222040 名義:よさみ野福祉会を支える会  ※今年度すでに更新していただいている方の氏名につきましては、次号で紹介させていただきます。   【3面】 「国会請願署名行動」  去る5月23日に「障害福祉についての法制度の拡充に関する請願署名」を国会議員の皆様に紹介議員になって頂けるよう、全国各地のなかま(利用者・職員)400名と一緒に議員会館にお願いに行って来ました。  この署名はよさみ野障害者作業所の利用者・職員だけでなく、関係団体や地域の皆様にもご協力頂いたものです。そうしたご協力のもと、全国で合計で100万筆近くの署名を集めることができました。ご協力頂きありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。   請願項目 ①中央省庁等による障害者雇用の水増し問題を究明するとともに、障害のある人の働く場をひろげ、必要な支援等を制度として確立してください。 ②障害者年金を安心して生活できる水準まで引き上げるとともに、希望する暮らしを支える制度(グループホームやヘルパー制度など)を拡充してください。 ③障害のある人が65歳をを超えても必要とする制度を自ら選んで使えるよう、障害者総合支援法の介護保険優先原則を廃止してください。 ④地域活動支援センターが安定した運営ができるよう、国の責任で実態を調査し、制度を拡充してください。 ⑤事業所の深刻な人出不足の解決に向けて、働く職員の労働条件を引き上げるために、報酬制度を抜本的に改善してください。  請願署名の項目を丁寧に説明しながら、13名の国会議員の方の事務室を巡りました。ほとんどの方は秘書対応や不在という状況でしたが、三名の国会議員の方が、時間を調整して会ってくださいました。 その場では、署名の説明だけでなく、実際の現場で起こっている実態(深刻な人手不足、ロングショートの問題など)についても、お話を聞いて頂けました。  また、旧優生保護法の下で不妊手術を強制された方の救済法が成立しましたが、救済額が320万円ということで、ハンセン病や薬害エイズ事件、交通事故などで生殖機能を失った際の救済額・補償額と比べて低額であり、法律に差別されただけでなく、救済にも差別があることなどの問題点についても伝えました。 【4面】 「ボランティア募集」  よさみ野では作業所での活動をより充実させていけるように、様々な形でのボランティアを広く募集しています。 土曜取り組み 日にち:毎月第3土曜日 場所:よさみ野障害者作業所  よさみ野では毎月第3土曜日にお菓子作りや音楽活動を行っています。仲間の介助などを手伝って頂けるボランティアさんを募集しています。 なかまの集い 日にち:7月3日(金) 場所:港区民センター  ゲームやステージ発表など様々な企画、 取り組みを行います。会場の準備など一緒に「集い」を盛り上げて頂けるボランティアさんを募集しています。 ご協力いただける方は、当作業所までご連絡をお願いします。 <連絡先> よさみ野障害者作業所 6699-7767   「今後の予定+自主製品販売」 ●定例区役所販売(第1・3月曜日) 日にち:6月3日・17日 場所:住吉区役所1階 時間:10:00~15:00 ぜひお越し下さい!! 「ともしび」  先日、全国的に普及しつつある『ヘルプマーク』がメディアで取り上げられているのを目にしました。  『ヘルプマーク』とは、「外見ではわからないが、知的障害や自閉症、内部障害など、配慮や援助を必要としている人が、周囲にそれを知らせることで援助を受けやすくなるようにと作成されたマーク」だそうです。  例えば、見かけではわからないが、内部障害等で立っているのがつらい方が優先座席を使用する事情がある際、視覚的に周囲に伝えることができます。また、緊急時や災害時にはカードに緊急連絡先や必要な支援内容を書いておくことで、必要なサポートを的確に受けることが出来るかもしれません。   しかし、当事者は外見から分からない分、マークを付けることで反対にからかわれたり、仮病だといわれるのが怖いという声もあり、社会全体の認知度の向上が課題と言えます。  近年、大人の発達障害や障害者の就労など、障害者にまつわる問題も社会的に認知が進み始めている問題が多数あります。社会全体の理解と協力が深まり、援助や配慮が必要なひとへの気づきと思いやりある行動の輪が広がっていくことを願っています。(サ)