OSTKみんなのしあわせ増刊 昭和51年10月2日第3種郵便物認可(毎月5.15.25日発行) 発行 障連協定期刊行物協会  〒558-0011 大阪市住吉区苅田5-11-22  TEL(06)6697-9005 FAX(06)6697-9059 購読料1部100円 年間購読料 1200円 よさみのニュース 2018年11月28日 No.208(11月号) 編集 よさみ野障害者作業所 〒558-0023大阪市住吉区山之内4-12-31 TEL(06)6699-7767 FAX(06)6699-7888 【1面】 「すみよし福祉まつり」  去る11月3日(土)、今年で第17回目となる「すみよし福祉まつり」が開催されました。  清々しい秋晴れの中たくさんの地域の方々のご来場があり、ステージ・模擬店にと大賑わいの1日となりました。(2面に続く) 【2面】 「1面の続き」  向寒の候、皆様方におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。  このたびは、「第17回すみよし福祉まつり」に御協力頂き、ありがとうございました。皆様方の温かいご支援・ご協力を賜り、無事にまつりを成功させることが出来ました。  当日来場いただきましたご来賓の皆様、地域の皆様をはじめ、ステージで演じていただいた方々やボランティアの皆様方のご協力があればこその福祉まつりだと思っています。  改めて紙面を借りて厚く御礼申し上げます。  今後とも、皆様方のご支援・御力添えを頂戴できますようよろしくお願い申し上げます。  二○一八年十一月吉日  よさみ野福祉会 理事長 安食 正雄 「支える会(後援会)にご加入・ご継続ありがとうございます」 粕谷 武志 様  津田 洋子 様  森  洋  様 奥山 凱久 様  関根 信次 様  白井 扶美子様 眞殿 天童 様  一柳 祐則 様 (11月15日現在) ありがとうございました。 【3面】 「福祉Now」  ここ最近、厚生労働省から委託を受けた業者(リサーチやコンサルティング会社)からのアンケートの依頼が立て続けに入りました。  毎年年度初めには、その厚生労働省や福祉医療機構などからの実態調査に回答しているのですが、それらの調査とは違い、今回のアンケートはなかなかに『含むもの』を感じる内容となっていました。  というのも、実は「あれ、このアンケートは前にやったんじゃ?」と感じさせるほど似通った内容のものが連続で届いたり、全体調査と見せかけて一部の事柄をことさら重視していたりと、いうなれば、やや尖がった設問設定になっていました。  そこで少しネットで調べてみると、厚生労働省による平成30年度第1回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」が8月29日に開催されており、今回の調査についても触れられています。 ①訪問系サービスの支援の実態調査 ②地域生活支援拠点等の整備に関する実態調査 ③生活介護のあり方に関する実態調査 ④共同生活援助(グループホーム)における「個人単位で居宅介護等を利用する場合の経過措置」の利用状況に関する調査研究 ⑤相談支援専門員の担当件数の実態把握及び標準担当件数の妥当性に関する調査研究 ⑥就労移行支援及び就労継続支援サービスの提供実態に関する調査研究  よさみ野で運営していない事業については対象外ですが、8月末の検討チームから今の調査実施であればかなり迅速な対応です。  ともあれ、一例としてグループホームでの「個人単位で居宅介護等を・・」では、これまで特例として認められていた通常の体制では困難のある利用者に対する例えば入浴や食事などに限っての居宅介護の外部利用に関するもので、調査内容は個々の利用状況から支援者の資格、勤務状況までと非常に細緻にわたるものでした。  確かにグループホームにおいて「外部サービス利用型」という新しい枠組みが設けられているので、画一的に「不要」と判断されてしまうとその利用者は今のグループホームではなく、別の「外部サービス利用型」グループホームに行きなさい、ということになってしまいます。本人にとっては、たまったものではありません。  他にもやってきたアンケート調査では、食事提供加算に関するものであったりとか、これまで当たり前に実施されてきたサービスに疑問を投げかける内容のものが随所に見られます。  実のところ、障害福祉サービスに関しては平成30年4月に報酬改定がなされたばかりで、次は3年後のはずです。  それが8月にはすでに検討チームは次回の報酬改定に向けて動き出しており、アンケート調査の実施からもわかるように、ある程度の方向性、それもおそらくは削減を意図した具体的な作業が始まっていることを意味しています。  アンケートにはできるだけ具体的に記入し、文章での回答を求められた際には可能な限り今の活動や生活環境が守られることの重要性を訴えるようにしています。  個人には望む生活の姿があり、そのための必要な支援があります。それが適切に提供されることが「あたりまえ」です。効率や費用対効果を優先した施策の後回しにされていいわけがありません。  これらのアンケート結果が、真に利用者の実情を明らかにし、適切な支援が確保されることを願わないではいられません。 「研修報告学んだこと感じたこと」  去る、6月28日、7月24日、10月30日と、3日間にわたって大阪福祉人材センター研修グループ主催の研修に参加しました。  主に障害者施設に関わる内容で、7回の講議と演習(グループワーク)とがありました。  その中で特に1日目の「広汎性発達障がいの理解と支援」では、なかまが作業を失敗した時に、彼らが成功するまで支援者側がどう工夫するかが大切だということを学びました。  3日間を通して、障害者施設のみではなく地域も交えた研修会だったので色々と学ぶことが出来ました。例えば、社会的ひきこもりに関することや、依存症について依存と中毒の違いなども勉強することが出来ました。 新人研修で学んだことを無駄にしないよう、考え・実践していけるようにしていきたいと思います。(た) 【4面 「ボランティア募集」】 よさみ野ではなかま(利用者)の活動をより充実させていけるように、様々な形でのボランティアを広く募集しています。 土曜取り組み 日にち:毎月第3土曜日 場所:よさみ野障害者作業所  よさみ野では毎月第3土曜日にお菓子作りや音楽活動を行っています。仲間の介助などを手伝って頂けるボランティアさんを募集しています。 クリスマス会 日にち:12月15日(土) 場所:苅田土地改良会館  ゲームやステージの出し物など、イベ ントが盛りだくさん。  一緒にクリスマス会を盛り上げて頂けるボランティアさんを募集しています。  ご協力いただける方は、当作業所までご連絡をお願いします。 <連絡先> よさみ野障害者作業所 6699-7767   「御寄付」   ・株式会社 丸高商店 様 ・志藤 修治 様 ・堀 登喜子 様 ありがとうございました。 「今後の予定+自主製品販売」」 ●定例区役所販売(第1・3月曜日)  日にち:12月3日・17日  場所: 住吉区役所1階  時間:    10:00~15:00 ぜひお越し下さい!! 「ともしび」  政府が来年の10月より消費税を10%に引き上げると宣言しました。これに対して、社会保障のためならやむをえないという人も少なからずいます。しかし、消費税は社会保障のために使われているのでしょうか。少し考えてみたいと思います。  消費税が導入された1998年時点で、医療費の窓口負担は1割でしたが、現在は3割負担です。高齢者医療制度も、定額800円から、1~3割となっています。年金の支給年齢の引き上げ、国民健康保険料の値上げなど状況は悪化しています。  また、消費税を社会保障の財源として充てているとしても、そこには大きな問題があります。それは、消費税には逆進性(収入の低い人の方が負担割合が収入の多い人よりも大きくなる)があるからです。例えば、高齢者になると消費税の負担割合が、収入の10%を超えるという統計データもあります。消費税が8 %なのに何故こんなことになるかというと、それは多くの高齢者が年金だけでは生活できず貯金を切り崩しているからです。  今後、少子高齢化は進み日本の社会保障はとても厳しい状況になることが予想されます。そうした事態を乗り越えることができるよう、小手先・口先ではなく、具体的に所得の再配分を進める税制度の改革に乗り出して欲しいものです。(す)